末路未定

おかしい

7/22

今日はいい1日だったので。

 

めちゃ激久しぶりに高校の頃からの親友に会う日。

 

2ヶ月?3ヶ月前に共通の友人と話す機会があって、その時

「高校の頃の2人が思ってた事を語って欲しい。映像に残したい」とお願いがあって了承。

長らく会ってないしとても緊張。

うまく話せる自信も無いし気まずいのは嫌だなって思ってたけど、会ってみたらそんな心配なんてどこかに行ってあの頃の2人の感じ。

 

彼に出会ったのは17歳の夏。

 

それまでは同級生や先輩、後輩までにもいじめられてて、動けないように首絞められながら右腕に冷却スプレー長時間ぶっかけられて根性焼きされたり、バレーボール部だったのでその腕でレシーブをすると火傷が破裂しボールは血塗れ。

いじめてきてた奴らはお前が汚したんだからお前が綺麗にしとけよと。

泣きながら自分の血を吹き、家帰るの少し遅くなって母さんに

「こんな時間までなにしてたん」

と、尋ねられ

「自主練してたよ」

と言い残し自分の部屋でめちゃくちゃ泣いた事、俺は一生忘れない。

オリ状のボールケースにぶちこまれて、部員総出でそのオリにボールぶつけてきたり、壁に超高速でたたきつけられたり俺よく生きてたよね。あほか。

俺は弱い人間だったのでされるがままに我慢して毎日悲しい気持ちだった。

 

新しくなにかをして自分を変えないといじめに殺されると思ったのか、JJはギターを握る事に。

唯一居たドラムをやってる高校の友達にバンドやりたい奴居ないか聞き、彼を紹介してもらった。

 

そこからは楽しすぎて、一生懸命すぎて光の速度で時が過ぎていった。

全ての出来事が漫画。

 

毎日毎日、日が暮れるまで2人で楽器を鳴らして金も無かったので、スーパーの駐車場に忍び込んで端と端に2人が向かい合い、せーので曲を演奏し、真ん中で落ち合った時曲が終われば成功。どういう意味かよくわからないけど、俺はあの時迷いもなく必死にエレキギターの情けない生音を駐車場に響かせてた。そりゃもう必死に。

練習終わったらふたりでメールをしまくり、お互いが考えてる事を話しまくった。寝るまで。

 

2人で音楽をしてる時はいじめの辛さなんて忘れて考え方も変わった。

弱い自分でいる必要なんてなくてそんなしょうもないいじめで自分を表現してるカスより俺はめちゃくちゃに格好いいし、面白い事も知ってる。俺は負けない全員潰すってあの頃一生思ってた。

無茶苦茶いじめられてるのに学校中にライブ告知の貼り紙を貼りまくり先生に呼び出される。馬鹿なのかな。

最初はギターとベースとかいうわけわからん編成でそれでも必死に、一生懸命音楽をやってたね。

ライブをしていくうちに、田舎で縮こまってたらできないような出会いや経験いっぱいした。

2人で最初はやってそこからメンバーがどんどん増えていくんだけどこれはまた、長くなるので今日話した内容が動画にあがると思うのでまた見てね。

 

思い出は美化されていく。

少し前の自分はなるべく過去を振り返らない様にしてたけど、なんとなく。ダサいから。

決して悪い事じゃ無い。あの頃出会ってくれた人達の事、俺達がやったこと忘れないしとても大事。

今日はいい日だったので忘れないように日記に残しときたい。ちょっとなんかダサいかもだけど許してね。

 

帰り際に、彼が

「あの頃のまだ延長線上にいる。なにも関係は変わってないしずっと友達」

って言ってくれて、救われた。

本当に会えて良かったなって。今日に限らず、17歳の夏に会えた事。

次に会うのは未定だけど、それまで頑張って生きていこうと思う。